2005 年 3 月 1日
報道関係者各位
イーソル株式会社

USB On-The-Go(OTG)対応スタック「PrUSB/OTG」をリリース


~PCを介さずにUSB機器同士でのデータのやり取りが可能に~

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田 勉、以下イーソル)は、USB Oh-The-Go (OTG)対応スタック「PrUSB/OTG」を新しくリリースしました。PrUSB/OTGを組み込んだUSB機器は、PCなどのUSBホスト機器を介さずにUSB機器同士でデータのやり取りを行うことができます。

USBホスト機器とUSBデバイス機器との間で通信を行うUSB(Universal Serial Bus)は、主にUSBホスト機能を持つPCとその周辺機器の間の通信手段として使われていましたが、デジタルカメラや携帯ミュージックプレーヤーなどの様々なデジタルコンシューマデバイスの登場により、最近ではPCを介さずにUSB機器間でデータのやり取りを行いたい、といったニーズが高まってきています。こうしたニーズに呼応して、USB2.0の追加仕様であるUSB On-The-Go(OTG)仕様が規格化されました。 USB On-The-Go機能を提供するPrUSB/OTGを組み込んだ機器は、接続された機器を自動判別してその場でUSBホスト機能またはUSB デバイス機能を切り替えて提供できるため、PCなどのUSBホスト機器を介さずにUSBデバイス機器との通信を行うことができ、 またUSBホスト機器との通信も行うことができます。

PrUSB/OTGの特長は下記の通りです。
●USB On-The-Go機能を提供。USBホスト機器・デバイス機器双方とのUSB通信が可能に。
●Texas Instruments社製TMS320DM320内蔵USB OTGコントローラに対応。
●実際のUSBホスト/デバイス機能は、それぞれ既に実績のあるUSBホスト側スタック
「PrUSB/Host」、USBデバイス側スタック「PrUSB/Device」を使用。
●USB2.0仕様に準拠した下記のUSB機能を提供
 ・ USB機器(ホスト/デバイス)の挿抜検出
 ・ コントロール転送でのUSB標準リクエストを管理
 ・ ホスト、デバイス間のデータフローの管理
●コントロール転送/バルク転送の2種類の転送タイプをサポート。(インタラプト転送は
対応予定。)
●PrUSB/Host/PrUSB/Device/OTGドライバをそれぞれ単体で実装することも可能。
必要機能だけに絞り込んでメモリ量を削減することが可能。
●ホスト/デバイス側両方のサンプルクラスドライバ、デバイス側のMass Storageクラス
ドライバを標準で提供。
●ホスト側Mass Storageクラスドライバはオプションで提供。
●高い移植性
●ソースコード提供

PrUSB/OTGのリリースにより、既存製品のPrUSB/Host、PrUSB/Deviceとあわせて、様々なUSB機能を実装するための選択肢が揃いました。また、PictBridge向けSDK「PictDirect」と
組み合わせることで、USB機器同士を接続して直接プリントアウトできる 機器を開発できます。その他イーソルは、T-KernelμITRONベースシステム開発スイート「eBinder」やT-Kernel、μITRONなどのリアルタイムOS、ネットワークプロトコル、ファイルシステムなどのミドルウェアを提供しており、これらをあわせて使うことで、 短期間で効率的な組込みソフトウェア開発を行うことができます。

▽ 「PrUSB/OTG」詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/prusb-otg.html
▽ 「PrUSB/Host」詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/prusb-host.html
▽ 「PrUSB/Device」詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/prusb.html

イーソル株式会社
取締役エンベデッドプロダクツ事業部長 上山 伸幸 のコメント

「今やデジタルコンシューマ機器をはじめとしたあらゆる組込み機器に搭載されるUSBインタフェースを利用し、 PCを介さないUSB機器同士でのデータ通信に対するニーズはこれからも増していくと考えています。一方で、PCを使った制御やデータの交換も従来通り必要です。PrUSB/OTGを組み込むことで、こうしたニーズに応えることができる柔軟なUSB機器を開発することができます。またイーソルは、『eSOL Embedded System Platform』と呼ぶオペレーティング・システム環境を提供して おり、USB機器をはじめとする組込みソフトウェア開発を総合的にバックアップしています。これは、開発環境やT-Kernel・ μITRONといったリアルタイムOS、ネットワークプロトコルやファイルシステムやUSBなどから構成されており、 必要なものを組み合わせて使用することで、即座にソフトウェアのベースを構築することができ、短期間で効率的な開発を実現することができます。」


PrUSB/OTG アーキテクチャ図

■補足資料
イーソル株式会社について
イーソル株式会社は1975年の創業以来、「コンピュータエンジニアリングを通じて社会に貢献する」、という理念のもと、 組込みソフトウェア業界、及び流通・物流業界で実績を重ねてきました。お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで 一貫したサービス、
トータルソリューションを提供します。 イーソルはT-Engineフォーラムの幹事会員として、T-EngineおよびT-Kernel関連の技術開発、サービス提供を強力に進めています。 取り扱っている組込みソフトウェア製品には、T-Kernel/μITRONベースシステム開発スイート「eBinder」のほか、 T-Kernelの拡張版「eT-Kernel」、μITRON4.0仕様準拠「PrKERNELv4」のリアルタイムOSをはじめとするRTOS/ミドルウェア製品群 「eParts」のラインアップがあります。 2004年1月に米国オレゴン州に子会社 eSOL, Inc. を設立し、日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに 「eBinder」、「eParts」の販売活動を広げています。

*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectは
イーソル株式会社の登録商標です。
*TWister、eT-Kernel、PrHTTPD、PrMAIL、PrSNMP、PrUSB、PrPCCARDは
イーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、
特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。