イーソルとEMPRESS SOFTWARE社(本社:カナダ:トロント)、株式会社EMPRESS SOFTWARE JAPAN社は、EMPRESSの組込みデータベースをeT-Kernelに移植し、いろいろなサービスを提供しています。イーソルのソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel SDK」内にミドルウェアとして評価版が搭載されました。
同時にeT-Kernel/POSIX、eT-Kernel/Compactの移植を完了し、サポートを開始しました。
EMPRESSはインプロセス・タスク型エンジンのためアプリケーションと同一のメモリ領域で稼働するタイプの組込みデータベースです。クライアントアンドサーバ型のデータベースとは異なり、サーバとの通信が必要ないため、構造的に高速性が保証されます。EMPRESSは、エンジンの高速化に加え、多くのチューンアップポイント、長年のチューンアップノウハウを有しているため最新の高速の組込みデータベースエンジンの提供が可能です。
EMPRESSの組込みデータベースは小さなフットプリントサイズデータベースエンジンでも大量のデータの高速処理機能を提供し、マルチプロセス・タスク、2相トランザクション、ロック機能断電回復、非断片化構造、Cインターフェース、組込みSQL、ODBC・JDBCなどをサポートします。同時にEMPRESS組込みデータベースは制限されたメモリのスペースであっても、CPU占有率が少ない最適なアルゴリズムを見つけデータを高速処理します。
組込みデータベースは電源断の発生後、再度電源が入ったとき、データベースをいかに早く復旧するかが大きな課題です。EMPRESSの高速断電回復はバックアップファイルからの復旧するのではなく、再起動時にトランザクションを高速で解放し、トランザクションがかかっていない状態でも、データベース内のデータ、インデックス、ヘッダ、辞書を検証し、データベースを回復させるので非常に高速で、ロバストです。
デバイスのデータの一致性を保証するために、EMPRESSはANSIの2相トランザクションとロック機能をサポートします。ダーティーリード、リードコミット、シリアライゼーション等のアイソレーションレベルを複数のアプリケーションで使用し、万が一、競合した場合でもアイソレーションレベルを変更することでアプリケーションの不具合を解消することが可能です。ロックの粒度はテーブルロック、レコードロック、ページロックを場面に応じて使い分けることができます。
CRUDとはcreate、read、update、deleteの操作のことです。定時性とはデータベースに対してある操作を何回行っても、ほぼ同じ時間で結果が返ってくることを言いい、組込み業界では非常に重要な特性です。EMPRESSはデータベースのリアルタイム性を保証する他にタイムアウト、キャンセル機能も搭載し、CRUDの定時性を高いレベルで保証します。
組込みデータベースに対し書き込みと削除操作を繰り返し実行すると、データベース内の連続データが分割され、データへの読み書き速度が低下します。これを断片化といい、解消するためにデフラグが必要です。デフラグはメモリとディスクの両方が必要で、デフラグ中はシステムの使用はできませんし、デフラグ中断電が発生した場合、データファイルが壊れてしまう可能性が非常に高くなりますので、組込み業界ではデフラグが必要としない組込みデータベースが必要です。EMPRESSの組込みデータベースは連続データが分割されにくい構造を持ち、メンテナンスフリーで経年劣化の少ない組込みデータベースを実現させています。
EMPRESSは高度なロック機能によりインプロセス・タスクエンジンでありながら、マルチユーザに対応し、完全なマルチタスク機能を提供することが可能です。
EMPRESSデータベースは、消費するメモリはプロファイルで設定し上限を決定します。使用するデータ、インデックスのディスクサイズもオーバヘッドが少ないために設計時に使用するリソースの予測が可能で、システム設計が正確に行えます。
EMPRESSの組み込みデータベースは最小のフットプリントで最高のパフォーマンスを提供するためコンポーネントフレームワークで提供されます。コンポーネントフレームワークはカーネル、ミドルウェア、インターフェースレイヤーの3層で構成されています。
EmpressはeT-Kernelが搭載されたデバイスと他の機器のデータを連携させるためにeT-Kernelデバイスレプリケーションを提供しています。
eT-Kernelレプリケーションの特長は、非常に短いデータ同期間隔が設定可能、回線が切れても単体のデバイス端末として使用可能、回線の回復時にレプリケートの再開が可能などです。また、更新の差分データしか転送されないためネットワーク負荷が非常に軽く設計されています。eT-Kernelレプリケーションの形式は、複数マスタ設定(マスタ1、マスタ2)と順位設定の機能、複数のレプリケーションルートの設定機能、SQL文を使用した差分レプリケーション設定機能など大変に多彩です。
eT-Kernelが搭載されたデバイスと他のデバイスやパソコンをODBC, JDBCで接続する機能を提供します。特にパソコン上でマイクロソフトのエクセルでeT-Kernelデバイス上のデータベースを参照しグラフを生成する場合、アクセスでマスタテーブルのデータを変更する場合など大変に便利な機能です。
EMPRESS組込みデータベースの詳細につきましては、EMPRESS社のホームページを参照ください。 http://www.empressjapan.co.jp/
イーソルおよびEMPRESSは、実績とノウハウをベースとする、充実したプロフェッショナルサービスを提供しています。
同時にeT-Kernel/POSIX、eT-Kernel/Compactの移植を完了し、サポートを開始しました。
特長
高速データベースエンジン
EMPRESSはインプロセス・タスク型エンジンのためアプリケーションと同一のメモリ領域で稼働するタイプの組込みデータベースです。クライアントアンドサーバ型のデータベースとは異なり、サーバとの通信が必要ないため、構造的に高速性が保証されます。EMPRESSは、エンジンの高速化に加え、多くのチューンアップポイント、長年のチューンアップノウハウを有しているため最新の高速の組込みデータベースエンジンの提供が可能です。
小さなフットプリント
EMPRESSの組込みデータベースは小さなフットプリントサイズデータベースエンジンでも大量のデータの高速処理機能を提供し、マルチプロセス・タスク、2相トランザクション、ロック機能断電回復、非断片化構造、Cインターフェース、組込みSQL、ODBC・JDBCなどをサポートします。同時にEMPRESS組込みデータベースは制限されたメモリのスペースであっても、CPU占有率が少ない最適なアルゴリズムを見つけデータを高速処理します。
断電回復機能
組込みデータベースは電源断の発生後、再度電源が入ったとき、データベースをいかに早く復旧するかが大きな課題です。EMPRESSの高速断電回復はバックアップファイルからの復旧するのではなく、再起動時にトランザクションを高速で解放し、トランザクションがかかっていない状態でも、データベース内のデータ、インデックス、ヘッダ、辞書を検証し、データベースを回復させるので非常に高速で、ロバストです。
組込み用トランザクションとロック機能
デバイスのデータの一致性を保証するために、EMPRESSはANSIの2相トランザクションとロック機能をサポートします。ダーティーリード、リードコミット、シリアライゼーション等のアイソレーションレベルを複数のアプリケーションで使用し、万が一、競合した場合でもアイソレーションレベルを変更することでアプリケーションの不具合を解消することが可能です。ロックの粒度はテーブルロック、レコードロック、ページロックを場面に応じて使い分けることができます。
CRUDのリアルタイム性
CRUDとはcreate、read、update、deleteの操作のことです。定時性とはデータベースに対してある操作を何回行っても、ほぼ同じ時間で結果が返ってくることを言いい、組込み業界では非常に重要な特性です。EMPRESSはデータベースのリアルタイム性を保証する他にタイムアウト、キャンセル機能も搭載し、CRUDの定時性を高いレベルで保証します。
断片化防止構造
組込みデータベースに対し書き込みと削除操作を繰り返し実行すると、データベース内の連続データが分割され、データへの読み書き速度が低下します。これを断片化といい、解消するためにデフラグが必要です。デフラグはメモリとディスクの両方が必要で、デフラグ中はシステムの使用はできませんし、デフラグ中断電が発生した場合、データファイルが壊れてしまう可能性が非常に高くなりますので、組込み業界ではデフラグが必要としない組込みデータベースが必要です。EMPRESSの組込みデータベースは連続データが分割されにくい構造を持ち、メンテナンスフリーで経年劣化の少ない組込みデータベースを実現させています。
マルチプロセス・タスク機能
EMPRESSは高度なロック機能によりインプロセス・タスクエンジンでありながら、マルチユーザに対応し、完全なマルチタスク機能を提供することが可能です。
リソース使用量の可予測性
EMPRESSデータベースは、消費するメモリはプロファイルで設定し上限を決定します。使用するデータ、インデックスのディスクサイズもオーバヘッドが少ないために設計時に使用するリソースの予測が可能で、システム設計が正確に行えます。
機能
EMPRESSの組み込みデータベースは最小のフットプリントで最高のパフォーマンスを提供するためコンポーネントフレームワークで提供されます。コンポーネントフレームワークはカーネル、ミドルウェア、インターフェースレイヤーの3層で構成されています。
カーネルレイヤー
- 高速・小型データベースエンジン
- HYBRID(In-memory/On Disk)構造エンジン
- 断電回復機能・非断片化構造
- 組込み向けのトランザクション機能
- INDEX(B-tree INDEX、Hash INDEX、全文検索INDEX、空間INDEX、ツリーデータINDEX、絞込みINDEX等)
- マルチプロセス/マルチタスクサポート
ミドルウェアレイヤー
- GIS/GPSモジュール
- データレプリケーション
- 階層データ処理
- データの暗号化・圧縮処理・ユーザ定義INDEX
インターフェースレイヤー
- データリカバリーAPI
- C/C++ API
- 組込みSQL
- 組込みネットワークAPI
- ODBC/JDBCアクセス
Empress eT-Kernel デバイスレプリケーション
EmpressはeT-Kernelが搭載されたデバイスと他の機器のデータを連携させるためにeT-Kernelデバイスレプリケーションを提供しています。
eT-Kernelレプリケーションの特長は、非常に短いデータ同期間隔が設定可能、回線が切れても単体のデバイス端末として使用可能、回線の回復時にレプリケートの再開が可能などです。また、更新の差分データしか転送されないためネットワーク負荷が非常に軽く設計されています。eT-Kernelレプリケーションの形式は、複数マスタ設定(マスタ1、マスタ2)と順位設定の機能、複数のレプリケーションルートの設定機能、SQL文を使用した差分レプリケーション設定機能など大変に多彩です。
Empress eT-Kernel ODBC, JDBC接続
eT-Kernelが搭載されたデバイスと他のデバイスやパソコンをODBC, JDBCで接続する機能を提供します。特にパソコン上でマイクロソフトのエクセルでeT-Kernelデバイス上のデータベースを参照しグラフを生成する場合、アクセスでマスタテーブルのデータを変更する場合など大変に便利な機能です。
EMPRESS組込みデータベースの詳細につきましては、EMPRESS社のホームページを参照ください。 http://www.empressjapan.co.jp/
プロフェッショナルサービス
イーソルおよびEMPRESSは、実績とノウハウをベースとする、充実したプロフェッショナルサービスを提供しています。
- EMPRESS組込みデータベースのサポート、ポーティング、カスタマイズ、チューニング
- 組込みデータベース使用に関するコンサルティング
- その他ミドルウェアのポーティング
- その他受託開発、技術者派遣など
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