ワンストップでオールインワンのソフトウェア開発キット
eMCOS® SDKは、ミッションクリティカルな組込みシステムの開発に必要なあらゆる開発ソフトウェアおよび標準製品サポートがバンドルされています。これには、包括的なC/C++ツールスイートやマルチカーネルアーキテクチャをベースとしたスケーラブルなRTOSプラットフォームであるeMCOS POSIXのほか、 堅牢で信頼性の高いトランザクションファイルシステムとセキュアなTCP/IPネットワーク通信を実現するミドルウェア、Armプラットフォーム対応のサンプルBSP 、リアルタイム性を兼ね備えた仮想化機能を提供するeMCOS Hypervisor®オプションなどが含まれます。
またeMCOS SDKには、ソフトウェアパッケージ全体をスムーズに利用できるよう、ワンストップの標準プロダクトサポートやメンテナンスサービスもバンドルされています。
包括的な開発ツールスイート
eMCOS SDKには、開発ツールスイートであるeDEVS®が含まれています。EclipseまたはVisual Studio Code と 互換性のあるCMakeベースのビルド環境を組み合わせ、広範なデバッグ、トレース、パフォーマンス最適化機能を備えた、強力かつ汎用的な統合開発環境を実現できます。Arm社純正のC/C++コンパイラ（標準または機能安全認証バージョン）とスレッドセーフライブラリもバンドルされているので、購入プロセスが簡略化され、ミッションクリティカルなアプリケーションの開発をさらに加速できます。
さらにeDEVSは、CI/CDツールチェーンにシームレスに統合できるよう設計されています。 これによりSDV（Software-Defined Vehicles）の開発で注目を浴びるソフトウェアファクトリを実現する最新の開発環境・開発スタイルに対応できます。
安全でセキュアなリアルタイムOSとハイパーバイザ
eMCOS SDKは、スケーラブルで高パフォーマンスなマルチカーネルアーキテクチャをベースとした安全でセキュアなRTOSであるeMCOS POSIXを中心に構成されています。広範なPOSIX APIを提供するほか、堅牢で信頼性の高いトランザクションファイルシステムとセキュアなTCP/IPネットワーク通信を実現するミドルウェア 、さらにはArmプラットフォーム対応のサンプルBSP も統合されています。eMCOS Hypervisorのアドオンにより、eMCOS SDKはミックスド・クリティカルなアプリケーションにリアルタイム性を兼ね備えた仮想化機能を提供します。
さらなるアドオンとして、ソースコード一式やISO 26262事前認証済みライセンスおよび車両の機能安全に関するセーフティマテリアルも提供可能予定です。
DevOpsプロセスのシンプル化
機能安全への対応やミックスド・クリティカルなシステムも考慮しなければならない組込みソフトウェアの開発はとても複雑です。それをシンプル化するのが、イーソルのeMCOS SDKです。
eMCOS SDKには、必要なグラフィカルツールやコマンドラインツール、さらにはランタイムコンポーネントがすべて統合されているため、実際の入力によるアクセスと完全自動型のCI/CDワークフローの両方が可能です。
これらすべてのツールのインストールおよびライセンス認証が、単一の環境で完結するため、ソフトウェアライセンス管理が簡略化され、すぐに開発プロジェクトを開始できます。
オープンプラットフォームソリューション
eMCOS POSIXは、標準的なPOSIXインターフェースにより、ROS/Autoware、AUTOSAR Adaptive Platform、パートナーソリューションなど、OSSおよび商用ミドルウェアを簡単に統合できます。
イーソルの経験豊富なエンジニアリングサービスチームが、ご要望に応じてお客様のプラットフォームの補完やeMCOS SDKへの新機能の統合などをサポートします。
eMCOS Hypervisorを活用すれば、リアルタイムのアプリケーションパフォーマンスと整合性を同時に維持しながら、完全なLinuxゲストプラットフォームをさらに統合することができます。
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