次世代のソフトウェア・デファインドコンピューティングのための、ハイパフォーマンスでスケーラブルなリアルタイムOSおよびハイパーバイザプラットフォーム

マルチコアおよびメニーコア対応の高速リアルタイムOS

マルチカーネルのすべてのマイクロカーネルは各コア上で独立して動作するため、リソースの競合を低減し、高いスループットを実現できます。
スレッド情報を分離することで、他のコアからの干渉を受けることなく、それぞれのスレッドを切り替えることが可能です。
すべてのコアのすべてのアプリケーションは、非同期、決定論的、軽量のメッセージパッシング技術によって緊密に結合されています。

ハードウェアのスケーラビリティ

eMCOS®の新しいOSアーキテクチャは、従来のリアルタイムOSアーキテク
チャと異なり、シングルコア、マルチ/メニーコア、およびマルチチップCPUだけでなく、オンチップフラッシュマイクロコントローラ、SoC、FPGAといったヘテロジニアスハードウェアにも対応するハードウェアスケーラビリティを実現します。
このプラットフォームは、すでにさまざまなハードウェアアーキテクチャに移植されており、その移植性の高いソースコードと設計により、新しいプラットフォームへの移植も容易です。

ソフトウェアのスケーラビリティ

eMCOSの2つのプロファイル(POSIX、POSIX-Hypervisor)を選択することで、LinuxまたはAndroidソフトウェア、ならびにROS2ミドルウェア資産を再利用し、並列処理をさせることができます。
POSIXマルチプロセスプロファイルは、堅牢な環境上で複数のアプリケーションを同時に実行でき、プラットフォーム上で既存のオープンソースアプリケーションやカスタマーアプリケーションを高度に再利用できます。
このリアルタイムハイパーバイザーにより、ミックスド・クリティカルシステムにおいて既存のLinuxアプリケーションやAndroidアプリケーションを変更せずに実行できます。

機能安全

eMCOSリアルタイムOSは、SGS-TÜV Saar GmbHにより、機能安全規格
ISO 26262 ASIL D(自動車)の認証を取得しています。
このために、イーソルのリアルタイムOS製品開発プロセスは、自動車
(ISO 26262 ASIL D)および産業機器(IEC 61508 SIL 4)の機能安全規格に準拠した認証も取得しています。eMCOSの承認済みリアルタイムOS製品とセーフティパッケージは、OSに関連するユーザシステムの安全性評価に要する労力を軽減し、安全規格への対応コストを低減することを可能にします。

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