SystemWeaverは、スウェーデン・ヨーテボリ（Gothenburg）に本社を置くSystemite AB社が開発した、Software Product Lifecycle Management（PLM）^*[1]プラットフォームです。ソフトウェアコンポーネントやシステム、インターフェースの仕様策定と管理を行うための、協働環境を提供します。集中型を採用することによる高いデータ一貫性とリアルタイム協働により、複雑な自動車開発を支援します。

eSOLはSystemWeaverの日本国内唯一の販売代理店^*[2]として、本製品および、本製品のスムーズな導入・運用を支援するエンジニアリングサービスを提供します。

車載ソフトウェア開発向けPLMプラットフォーム：SystemWeaver

SystemWeaverは、複雑な自動車システムの一貫性・コンプライアンス・最新性を保つモデルベースでの協働を強みとし、次世代ソフトウェア定義車両（SDV）の開発を支援します。

特長

• 分散チームでのリアルタイム協働
• 要件から検証に至る完全なトレーサビリティ
• ASPICE、ISO 26262、ISO/SAE 21434 への準拠の支援
• 統合システムおよびソフトウェアアーキテクチャモデリング
• 文書・成果物の自動生成
• バージョン管理、構成管理、変更履歴管理
• 大規模システム・オブ・システムズ（large system-of-systems）開発へのスケーラブルな対応

※SystemWeaver使用イメージ

SystemWeaver モジュール概要

システム設計

システムアーキテクチャ、コンポーネント、インターフェースの仕様策定と可視化をリアルタイムで提供します。AUTOSAR ベースの通信構造をサポートしつつ、要求・設計・テストの間で一貫性とトレーサビリティを確保します。

機能安全 (FuSa)

ハザード分析からテスト検証までのトレーサビリティを備え、ISO 26262の全プロセスをサポートしています。FMEA、FTA、HARAのツールを搭載し、セーフティコンセプトから設計・妥当性確認までの整合性を実現します。

サイバーセキュリティ

ISO/SAE 21434 に準拠し、Threat Analysis and Risk Assessment（TARA）およびAttack Treeのモデリングをサポートしています。プロジェクト横断での再利用と構成管理により、継続的なサイバーセキュリティコンプライアンスを確保します。

Automotive SPICE (ASPICE) コンプライアンス

ASPICE 要求に対応するプロセス定義と文書化を促進します。ソフトウェアおよびシステムエンジニアリングプロセス全体で、完全性・一貫性・テスト網羅性を確保します。

要求およびテスト管理

要件を設計・テスト成果物にリンクし、双方向トレーサビリティを維持します。自動文書生成で妥当性確認・検証の網羅性分析を支援します。

構成およびバージョン管理

製品のバリアント、バージョン、ベースラインを詳細に管理可能にします。プロジェクトやチーム全体で複数バージョンの比較と再利用を可能にします。