ハモンドオルガン「XK-5」【電子楽器】

株式会社鈴木楽器製作所様

鈴木楽器製作所様が開発したハモンドオルガン「XK-5」に、イーソルのマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」をコアとするソフトウェアプラットフォームが採用されています。61鍵それぞれのキーの押下具合を3段階でセンシングし、繊細かつ複雑な音源処理を可能にする『仮想マルチコンタクト鍵盤』の開発に貢献しました。マルチコアプロセッサの性能を最大限に引き出すeT-Kernel Multi-Core Editionにより、こうした大量のセンシングデータのリアルタイム処理に加え、XK-5の様々な機能の並列処理を実現しました。

XK-5は、コンパクトながら、音色や演奏感、外観まで、ハモンドオルガンの代表的機種「B-3」を彷彿とさせるハイクオリティを実現したモデルです。新たに開発した仮想マルチコンタクト鍵盤によって、バスバーとリーフコンタクトが再現されています。これにより、オルガンプレイにとって重要な多列接点が起こす微細な反応の表現を可能にしました。ユーザが作成したデータは、USBメモリや内蔵のマス・ストレージに保存できます。PCとのMIDI送受信/オーディオ録音が可能なUSB-B端子を搭載しています。



ハモンドオルガン「XK-5」



株式会社鈴木楽器製作所 開発部 技師長 冨江 正人様 のコメント

「XK-5の要件を満たすCPUとしてNXP社のi.MX 6 Quadを採用し、i.MX 6 Quadをサポートしているマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOSの情報を収集して比較しました。イーソルのeT-Kernel Multi-Core Editionは多彩な実績があり信頼性が高いというイメージに加え、海外OSベンダに比べて価格がリーズナブルだったこと、サポートやドキュメントなどが日本語対応であることが採用の決め手でした。4つのスケジューリングモードから適切なモードを選択できたことで、優れたリアルタイム性と高いスループットを確保し、繊細で複雑な音源処理を実現できました。」


※鈴木楽器製作所 冨江様へのインタビューをもとに作成したPR記事をご覧になれます。