小型産業用ロボット向けプログラム運転多軸コントローラ「XSELシリーズ」【業務用機器】

株式会社アイエイアイ様

アイエイアイ様は、今回約10年ぶりに行ったハードウェアプラットフォームの移行にともない、イーソルのμITRONの性能とアーキテクチャを引き継ぐマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」をコアとするソフトウェアプラットフォームを採用しました。これにより、μITRONベースのソフトウェア資産の9割をスムーズに再利用し、プラットフォーム移行のコスト削減を実現できました。さらに、eT-Kernel Multi-Core Editionの「ブレンドスケジューリング」技術により、モータ駆動等に不可欠な厳格なリアルタイム性を達成しながら、システム全体の多機能化とスループットを向上できました。

XSELシリーズは、コントローラと周辺機器との通信も可能なプログラマブル・コントローラです。単軸・直交ロボット用(1~8軸)タイプとスカラ(水平多関節)ロボット用タイプがあり、機能要件に合わせた選択や組み合わせが可能です。DeviceNet、CC-Link、イーサネットといった各種フィールドネットワークに対応しています。非常時のモータ駆動源遮断や対ノイズ性能の向上など安全機能を強化し、EU加盟国へ輸出できることを示すCE(Communauté Européenne)基準を満たしています。単軸・直交ロボット用タイプは、1台で最大8軸の補間動作を制御できます。




小型産業用ロボット向けプログラム運転多軸コントローラ「XSELシリーズ」




株式会社アイエイアイ 開発部 ご担当者様 のコメント

「イーソルのeT-KernelをXSELシリーズに採用した決め手は、TRONベースリアルタイムOSとして多彩な採用実績があり、その実績により実証された高いリアルタイム性とμITRON資産の流用の容易性でした。また、BSP(Board Support Package)やミドルウェアなど、XSELシリーズの開発を行うにあたり必要な環境が統合化され、eSOLプラットフォームとして提供されるので、開発着手が容易であることも魅力の一つです。eSOLプラットフォームにより、本来のアプリケーション開発に注力でき、効率的に開発を進めることができました。」


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