イーソル、環境データの測定・蓄積および本体搭載の液晶パネルへの測定データ表示が可能な植物工場仕様の環境データ測定システム「eSOL AGRInk Server」を開発
~測定データ表示機能により、現場での環境調整の即時対応が可能に~
報道関係者各位
植物工場向け環境データ測定システム |
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、2014年12月に販売を開始した、温湿度、照度などの様々な環境データを測定・蓄積する低価格な農場監視システム「eSOL AGRInk Server(アグリンク サーバ、以下AGRInk Server)」を植物工場での利用に最適化した、植物工場仕様(以下AGRInk Server 植物工場仕様)を開発したことを発表します。AGRInk Server 植物工場仕様の本体に搭載されている液晶パネルにより、植物工場のリアルタイムな環境データを確認でき、現場での環境調整の即時対応が可能です。測定データは、無線LANや3G通信回線を通してクラウドサーバやパソコンへも蓄積できるため、蓄積データから環境や状況を「見える化」し、農作物にとって最適な環境を保持する施策を打ち出すことが容易になります。
イーソル株式会社 取締役 ロジスティクスエンジニアリング事業部長 山田 光信 のコメント
「近年異業種から、農業分野への新規参入を目指す企業は増加傾向にあります。その一つとして植物工場が注目される一方で、そのシステムの導入や農作物の栽培に適した環境データのゼロからの蓄積には、多大なコストを要します。AGRInk Server 植物工場仕様は、低価格な標準セットに加えて、ユーザのニーズに合わせてオプション製品を選択できるため、導入コストを低く抑えられます。また、測定データの蓄積と閲覧ができる専用アプリケーションにより、環境データの『見える化』を容易に行えます。イーソルは、農場監視システムのAGRInk Serverと合わせて、規模の大小を問わず様々な農作物の生産現場へのスマートアグリ技術の導入を、強力にサポートします。」
■補足資料
eSOL AGRInk Serverについて
eSOL AGRInk Server(アグリンク サーバ)は、温湿度、照度などのさまざまな環境データを測定する装置と、測定データをクラウドサーバ上に蓄積・管理するアプリケーションで構成されるシステムです。内蔵センサーのほか、土壌水分や人感知、CO2などの各種無線/有線センサーも用意しているので、広範囲で各スポットの測定データを得ることができます。環境測定装置には、冷凍倉庫向けハンディターミナル「eSOL Geminus PS-9020」などの開発で長年培ってきた耐環境技術が生かされており、屋内外の過酷な環境下での長期間計測に耐え得る設計となっています。
eSOL AGRInk Server詳細
イーソル株式会社について
イーソル株式会社は「Inside Solution」をブランドスローガンに、1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、および流通・物流業界で実績を重ねて参りました。ユビキタス社会を内側から支える技術者集団として、お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、そしてトータルソリューションを提供しております。弊社は創業直後より30年以上にわたって、高信頼かつ高性能の組込みOS・開発環境・各種ミドルウェアを自社開発、販売し、デジタルカメラなどの情報家電製品から車載情報機器や人工衛星システムにいたるまで、数多くの組込みシステムに採用いただいています。日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を広げています。さらに、顧客様のシステムに特化した組込みアプリケーション開発やコンサルテーションも創業時より行っており、これら様々な規模のシステム開発実績による技術とノウハウの蓄積を背景としたサービスは、多くの顧客企業様より高いご信頼をいただいております。また、組込み技術の応用市場としての流通・物流業界においても、指定伝票発行用車載プリンタ、耐環境ハンディターミナル、冷凍庫ハンディターミナルなどの製品企画および販売を行い、高い評価をいただいております。
イーソル会社情報へ
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
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