AUBIST Adaptive Platform
※AUBIST関連製品は、2024年4月1日より、オーバス社に代わってイーソルが提供しています。


次世代車両のハイパフォーマンスコンピューティング時代に向けたAUTOSAR Adaptive Platform仕様に準拠したソフトウェアプラットフォームです。シングルコアからマルチコア/メニーコアまで対応可能なPOSIX準拠リアルタイムOSを採用し、各種SoCに対応が可能です。通信、ファイルシステム、セキュリティ、診断など各種機能の提供でお客様のシステム開発を支えます。


AUTOSAR Adaptive Platform とは

AUTOSAR Adaptive Platformは、高度な運転支援機能やコネクティビティ、自動運転技術、それらを支えるハイパフォーマンスコンピューティングを実現するための次世代車両向けソフトウェアプラットフォームです。Adaptive Platformは、車載ネットワーク内の各ECUから出力された情報をまとめて処理する次世代セントラルコンピュータのプラットフォームとなり、自動運転で求められる異なるドメイン間の連携や、動的な機能拡張を可能にします。

  • C++
    C++で開発が可能。 Classic Platform等C言語で開発した過去の資産を生かしつつ、オブジェクト指向を活用し、各モジュールの役割を明確にし、モジュール間の結合度を下げた設計が可能。
  • Safety and Security
    SOA(Service Oriented Architecture)に基づいた分散コンピューティングにより、各モジュールの独立性を高め意図しない干渉を発生させないアーキテクチャ。
    独自のC++のコーディングガイドラインを規定することにより、実装レベルで必要な安全性・信頼性の確保が可能。
  • Planned Dynamics
    アプリケーションのリソースや通信を動的に管理することにより、継続的にアップデート。
    アップデートによる変更の影響箇所を局所化し、ソフトウェアの検証や統合に要する労力の軽減が可能。
    安全性を脅かすリスクを減らすため、Execution Manifest*を用いた適切なスケジューリング&リソース管理が可能。
    *Adaptive Application (AA)単位で作られ、AAを動作させるために必要な設定を自動化するための情報を含んだもの



特長

  • AUTOSAR Adaptive Platformに対応
  • 様々なOSをサポート(AUBIST OS POSIX / Ubuntu / Linuxおよびメジャー商用OS)
  • POSIX OS向けに最適化したAP環境
  • 様々なSoC対応、H/W対応(Simulatorを含む)が可能
  • OTAによるアプリケーションのインストールやアップデートをサポート
  • 開発環境整備の複雑さに対応した、AUBIST Tool APを提供
  • 世界トップクラス自動車メーカー様、プラットフォーマー様、Tier1様で多くの採用実績



製品構成




AUBIST Hypervisor 詳細

AUBIST Tool AP 詳細



適用分野

  • 自動運転ECUと他ECUの統合制御
    (セントラルコンピュータ、 ADADASコントローラ、コックピットなど )
  • 異なるドメイン間の連携
  • 負荷分散や機能分割のためのマルチプロセッサシステム
  • 動的なソフトウェアプラットフォーム、サービス指向アプリケーション制御



AUBIST Adaptive Platformトピックス

OSに最適化

一般的な複数POSIX OSのサポートは、OS差分をOSAL層で吸収しますが、移植性を重視した実装となっている場合、OSAL由来のパフォーマンスの低下が懸念されます。

AUBIST APでは、FC(Functional Cluster)ごとに、OSに応じたOSALのチューニング、OSに最適化されたAP環境を提供します。また、お客様固有のOS/HWにAUBIST APをポーティングするエンジニアリングサービスを提供します。


最適化事例:AP OS / YOCTO


効率的な開発環境

AUBIST APはUbuntu上でも動作するため、パソコン上でアプリケーション開発を行うことも可能です。パソコンで開発したアプリケーションを容易に実機で動作させることができます。



開発環境整備が容易なAUBIST Tool APツールチェーン

AUBIST APに最適化したツールとしてAUBIST Configurator AP(GUI/CLI)を提供しています。これらのツールをシステムデザインツールやOS固有のツールチェーン等と連携させることで、ECUソフトウェア開発フローにおける開発環境整備の複雑さを解決し、効率の良い開発をサポートします。




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