AUBIST Hypervisor | 製品 | eSOL - イーソル株式会社

※AUBIST関連製品は、2024年4月1日より、オーバス社に代わってイーソルが提供しています。

AUBIST Hypervisorは、Linuxなどの汎用OSやマルチプロセスのシステムとの統合を目的としたハイバーバイザ製品です。

概要

AUBIST HypervisorのGuestとしては、ホストOS上で動作するリアルタイムアプリケーションのほか、LinuxやAndroidなどの汎用OSを想定しています。もちろん、マルチプロセスのシステムだけでなく、これらにベアメタルのシステムを組み合わせることも可能です。リアルタイム処理が求められるアプリケーションと汎用システムを1つのシステムに統合可能にし、車載向け統合システムに求められる空間・時間分割も可能にするホスト型Hypervisorソリューションです。

特長

リアルタイム性とリッチな機能の完全な両立
リアルタイム性の高いAUBIST AP OSをベースとしたホスト型Hypervisorにより、自動運転などリアルタイムアプリケーションと機能リッチなアプリケーションをメモリ/時間分離された空間で共存させることが可能です。
AUBIST AP OSの高度なスケジューリング機能の活用
AUBIST AP OS の階層化スケジューラを用いることで、ロードバランシングや時間分離など、AUBIST AP OSの高度なスケジューリング機能の特長をそのまま活かして各VMを効率よくスケジューリングします。
ブートを容易にカスタマイズ可能
ゲストOSはAUBIST AP OSのプロセスとして実行されるため、ゲストOSのブートシーケンスを単なるプロセスの起動処理として記述できます。そのため、シーケンシャルな起動、マルチコアで並行起動、など容易にカスタマイズできます。
ドライバの移植が容易
Linuxで標準対応されているVirtioドライバがサポートされており、Linuxゲストを容易に移植できます。また、Pass Throughドライバにも対応しており、オーバヘッドなくペリフェラルデバイスにアクセスすることも可能です。
高い堅牢性
AUBIST AP OSに組み込む仮想化のための機構を最小限とし、ユーザ空間に配置される仮想マシンモニタにより多くの処理を実施します。そのため、ゲストOSや仮想化マシン自体の異常がAUBIST AP OSに波及しません。