2007 年 3月 29日
報道関係者各位
イーソル株式会社

カシオ計算機のデジタルカメラ「EXILIMR」シリーズの新製品にイーソル製品が採用


イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:澤田勉、以下イーソル)は、カシオ計算機株式会社が2月23日より発売を開始したデジタルカメラ「EXILIMR(エクシリム)」シリーズの新製品『EXLIM Hi-ZOOM EX-V7』および『EXILIM ZOOM EX-Z1050』に、イーソルのリアルタイムOS製品が採用されていることを発表します。採用されたイーソル製品は、μITRON4.0仕様準拠リアルタイムOS「PrKERNELv4」です。

PrKERNELv4は、『EXILIM Hi-ZOOM EX-V7』および『EXILIM ZOOM EX-Z1050』それぞれの、リアルタイムOSとして搭載されています。タスク管理やメモリ管理、リアルタイム処理といった、デジタルカメラのシステム全体を管理するベーシックな機能を提供しています。イーソルのリアルタイムOS技術とノウハウが詰まったPrKERNELv4は、優れたリアルタイム性能とシステムの高い信頼性の実現に役立っています。

『EXILIM Hi-ZOOM EX-V7』は、スリムでスタイリッシュなボディーに光学7倍のインナーズームレンズを搭載した高倍率モデルです。手ブレ補正機能やさまざまなブレ軽減機能が搭載されており、高倍率のズームでも失敗の少ない写真が撮影できます。動画には次世代規格H.264方式を採用し、高画質ムービーの撮影が可能になりました。また、『EXILIM ZOOM EX-Z1050』は、有効画素数1010万画素のスタイリッシュモデルです。最大7枚/秒の高速連写を実現し、動きのある被写体や一瞬の表情なども逃さずに撮影できます。さらに、動体解析を利用した被写体のブレ軽減機能や、自動追尾AF機能を装備しています。

▽カシオ デジタルカメラ オフィシャルWEBサイト:http://dc.casio.jp/

EXILIM Hi-ZOOM EX-V7 EXILIM ZOOM EX-Z1050



カシオ計算機株式会社 開発本部 QV統轄部 第1開発部 第12開発室 室長 細田 潤 様 のコメント

「イーソルのPrKERNELv4は、コンパクトで、性能・機能両面において信頼性のあるリアルタイムOSです。豊富な実績と定評ある技術をもつイーソルの製品である、ということは安心して採用できるポイントになりました。また、開発時における技術サポートは、強い味方となりました。」


イーソル株式会社 取締役エンベデッドプロダクツ事業部長 上山 伸幸 のコメント

「カシオ計算機株式会社様のデジタルカメラ「EXILIM」シリーズの最新機種「EXILIM Hi-ZOOM EX-V7」、「EXILIM ZOOM EX-Z1050」に、イーソル製品をご採用いただき大変光栄です。「EXILIM」シリーズは、競争が厳しいデジタルカメラ市場において、そのスリムでスタイリッシュな外観と美しい画質で高い評価を得ていらっしゃいます。その「EXILIM」のシステムの基礎部分となるリアルタイムOSとしてPrKERNELv4をご採用いただけたことで、「EXILIM」のリアルタイム性やシステムの信頼性の実現に、イーソルのリアルタイムOS技術が寄与できたのではないかと自負しております。」


■補足資料
PrKERNELv4について
PrKERNELv4は、1999年のリリース以来、携帯電話やデジタルカメラなどのデジタル家電、カーナビゲーションシステム、プリンタからFA機器までの幅広い分野で多くの実績を持つ、代表的なμITRON仕様のリアルタイムOSです。μITRON4.0スタンダードプロファイルに完全準拠しているほか、さまざまな拡張機能やPrKERNELv4独自の拡張機能を実装しています。カーネル共通部分はMISRA-Cに準拠しています。各種組込みシステムに最適なプログラムサイズで、優れたリアルタイム性能を実現します。

イーソル株式会社について
イーソル株式会社は1975年の創業以来、「コンピュータエンジニアリングを通じて社会に貢献する」、という理念のもと、組込みソフトウェア業界、及び流通・物流業界で実績を重ねてきました。お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、トータルソリューションを提供します。
イーソルはT-Engineフォーラムの幹事会員として、T-EngineおよびT-Kernel関連の技術開発、サービス提供を強力に進めています。取り扱っている組込みソフトウェア製品には、T-Kernel/μITRONベースシステム開発スイート「eBinder」のほか、T-Kernelの拡張版「eT-Kernel」、μITRON4.0仕様準拠「PrKERNELv4」のリアルタイムOSをはじめとするRTOS/ミドルウェア製品群「eParts」のラインアップがあります。
2004年1月に米国オレゴン州に子会社 eSOL, Inc. を設立し、日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに「eBinder」、「eParts」の販売活動を広げています。


*EXILIMはカシオ計算機株式会社の登録商標です。
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectはイーソル株式会社の登録商標です。
* eT-Kernel、PrHTTPD、PrMAIL、PrSNMP、PrUSB、PrPCCARD、PrMTPはイーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。