2003年8月18日
報道関係者各位
イーソル株式会社

イーソル製品の海外への拡販を目指し、新たにヨーロッパ、韓国の3社と代理店契約を締結


~この提携を通じてヨーロッパ、韓国市場においてイーソル製品の市場拡大を目指す~
 

イーソル株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:澤田勉、以下イーソル)は、新たにヨーロッパの1社、韓国の2社と代理店契約を締結したことを発表します。新たに代理店となるのは、オランダのLogic Technology、韓国のUnimax Information Systems、および韓国のVISUAL TEKで、いずれも組込みシステム開発に必要な製品・サービスを提供する企業です。これらの契約により、イーソル製品の更なる海外市場への展開を計っていきます。

弊社ミドルウェア/RTOS製品「eParts」は、デジタルスチルカメラ市場を中心に、すでに台湾など海外に40社以上の採用実績を持っていますが、韓国やヨーロッパからの引き合い増加に伴い、このたびの海外代理店設置に至りました。これらの市場においては、ミドルウェア/RTOS製品にとどまらず、包括的な開発環境への要求が高まってきています。弊社製 RTOSベースシステム向け開発スイート「eBinder」と「eParts」の組み合わせで、こうした開発者のニーズに応えていきます。尚、「eBinder」の海外での発売開始は、年内を予定しています。

新たな代理店3社は、「eBinder」と「eParts」の拡販に向け、製品プロモーション、販売、および技術サポートを中心に行います。さらに、アプリケーションやハードウェアとのインテグレートを行い、各市場に最適な形で製品の市場への浸透を図っていきます。

尚、イーソルは既に台湾に販売代理店2社を抱えており、今回の代理店契約締結により、台湾・韓国をはじめとするアジア地域、ヨーロッパ地域における、イーソル製品の市場展開の足がかりを築くことができました。

イーソル株式会社
取締役エンベデッドプロダクツ事業部長 上山 伸幸のコメント

「韓国・ヨーロッパ市場のリーディングカンパニーである3社をイーソルの代理店として迎えられることは、イーソルにとって非常に大きなメリットです。特にコンシューマ製品を中心とする日本の組込み技術は世界の中でも優れていますが、その技術を支えてきたイーソルの製品・サービスは、増える引き合いに証明されるように、海外においても強みです。彼らの市場における確かな実績と評判は、私たちのビジネスを拡大し、さらにお客様、代理店、イーソルをWin-Win-Winの関係に導いてくれるでしょう。」

■補足資料

(1)eBinder について
eBinderは、RTOSベースのシステム向け開発スイートです。RTOSベース・プラットフォームと開発ツール群が合わせて提供されます。システム構築及び管理に威力を発揮するコンフィギュレーション及びビルド機能、最大8個までのタスクを全システムを停止することなく同時にデバッグできるマルチコンテキストデバッグ機能、カーネルはもちろん、ソフトウェア部品の状態遷移やプログラム実行時の状態を参照できるシステムデバッグツール、そしてターゲットのファイルシステム操作やマルチコンテキストの実行制御、任意の関数実行などのスクリプトをサポートする、強力なシェルを提供しています。また、他のリアルタイムシステム開発ツールと異なり、これらの機能はターゲットシステムを停止させることなく利用できます。特にアプリケーション開発時においては、カーネルやドライバタスクは停止させずに特定のアプリケーションタスク(群)の検証を行う事ができ、対象となるアプリケーションタスクのみに注力できます。これにより、従来アプリケーションタスクをブレークさせると割り込みもドライバも停止してしまい、実システム動作と異なってしまうという問題や、アプリケーションタスクの検証に下層ソフトの知識が要求されると言った問題を解決し、高品質なソフトウェア開発の検証コストを削減します。特に、PackageBuilder(パッケージビルダ)は、MWベンダ、あるいはユーザが自由にソフト部品パッケージを作成・追加できる機能を提供し、ユーザのソフト部品管理のプラットフォームを提供しています。

(2)イーソル株式会社について
イーソル株式会社は1975年の創業以来、「コンピュータエンジニアリングを通じて社会に貢献する」、という理念のもと、組込みソフトウェア業界、及び流通・物流業界で実績を重ねてきました。お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、トータルソリューションを提供します。
取り扱っている組込みソフトウェア製品には、「eBinder」のほか、μITRON4.0準拠「PrKERNELv4」をはじめ、各種ミドルウェア製品のラインナップがあります。

(3)Logic Technologyについて
Logic Technologyのミッションは完全な開発スイートを提供することと、プレセールスおよび販売後の最良のサポートを提供することです。コードの自動生成、シュミレーション、リアルタイムICE、デバイスのプログラミング、主要なプロセッサをサポートしたリアルタイムOS、強力なソースレベルデバッガなど、あらゆる範囲のハイパフォーマンスな開発ツールと組込みソフトウェア製品を提供しています。
Logic Technologyの組込みソフトウェアグループは、コンパイラ/アセンブラ/リンカやIDEツールチェインのほか、組込み用TCP/IP インターネットソリューション、RTOS、プロセッサと周辺デバイスのIP、メインメモリデータベース、BIOS、ROM-DOS、FlashFX(Flashディスク)、FPライブラリ、ファイルシステムを提供しています。
インタコネクトソリューションの専門家は、あらゆるデバッグのアクセサリー、バグキャッチャー、プログラミング/エミュレータのアダプタ、パッケージコンバータなどを提供しています。
デバイスプログラミングのエンジニアは、プログラミングシステム("エンジニアリング"と"生産")、JTAG/バウンダリスキャンのテストシステムを提供しており、解析の専門家は、USB、PCI、PCI-X、PMC、PCI ExpressおよびFirewireの早くて信頼性が高く、全ての特徴を解析できるアナライザを提供しています。
Logic Technologyが提供するソリューションの詳細は、こちらをご覧ください。

(4)Unimaxについて
Unimax Information Systems Co., Ltdは、韓国において1991年に設立され、組込みソフトウェア、ハードウェア、およびサービスを提供するリーディングカンパニーです。Unimax は、RTOS、IDE、デバッガ、コンパイラ、JTAGエミュレータを組込みエンジニアに提供し、Time-to-marketを可能にしてきました。Unimaxは過去12年間、組込みシステム市場において強力なエンジニアリングサービスを提供し続けています。Unimaxのさらに詳しい情報は、こちらをご覧ください。

(5)VISUALTEKについて
VisualTek Co., Ltd は、2000年に設立され、蓄積されたDSP設計の技術と、ハードウェア設計の様々な経験をもとに、TIのDSPをベースとした高度に統合されたターンキー・ソリューションを提供し続けてきました。
VisualTekのさらに詳しい情報は、こちらをご覧ください。

■ eBinder, ePartsはイーソル株式会社の登録商標です。
■ 記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。