Suzhou INVO Automotive Electronics Co., Ltd.（以下INVO Automotive Electronics）の3Dデジタル マルチファンクション アラウンドビューモニタ（AVM）システムに、イーソルの機能安全対応RTOS
「eT-Kernel™」とソシオネクスト社のグラフィックSoC「SC1810」が採用されました。INVO Automotive Electronicsは、中国を拠点とするTier1サプライヤーです。マシンビジョンを駆使したADAS※1製品を開発し、中国国内に多くのAVMシステムを出荷しています（※中国市場において3番目に多い出荷量、同社調べによる）。また同社の製品は、主要なOEMメーカーの各種車両に搭載されています。

INVO Automotive Electronicsは、2012年創業の、自動車に関連する知的財産権、研究、開発、製造、販売およびサービスを提供するハイテク企業です。主にADAS製品の研究および製造に注力しています。車載インテリジェントモニタリングシステムとインテリジェントADASを中心とする一連の製品を開発し、それらは中国国内および海外の主要なOEMメーカーに供給されています。同社独自の画像検知とインテリジェントな識別処理技術により、車線逸脱警報システムや前方衝突警報システム、リアビューカメラ、Wi-Fiを使った運転録画システム、AVMシステムなど、数多くのインテリジェントで安全な運転システムの開発に成功しています。同社のAVMシステムと、イーソルの機能安全対応RTOS「eT-Kernel」および高解像度の画像処理性能を持つソシオネクスト社の「SC1810」の組み合わせにより、システム起動時の低レイテンシと高い信頼性を実現しています。

eT-Kernelは、フットプリントが小さく優れたリアルタイム性能を持つリアルタイムOSです。また、自動車向け機能安全規格 ISO 26262 ASIL Dおよび産業機器向け機能安全規格 IEC 61508 SIL 4の認証実績を有しています。高品質、リアルタイム性および低レイテンシが要求される、自動車、FA、航空宇宙システムなどのアプリケーションで幅広く使用されています。 

※1　先進運転支援システム：Advanced Driver Assistance Systems