近年の組込みシステムでは、ハードウェアの進化やクラウド連携などによって、より高機能でハイスペックなSoCが採用され、Linuxや高機能なリアルタイムOS (Real-Time Operating System, RTOS)が使用される事例が増えています。一方で、モータやセンサなどのデバイスの制御には今でも多くのマイコンが使用されており、OSを使用せずにOSレス（ベアメタル）でシステムが構築されるケースが多々あります。
デバイス制御のような用途でOSレスである理由としては、高速応答性が重視されている、またコストダウンのためにメモリ容量が少なくOSを搭載する余裕がなかった、といった事などがよく挙げられます。

しかし、マイコンの性能向上に伴い、マイコンに求められる役割も増加しています。 従来のモータやセンサなどのデバイスの制御に加え、TCP/IPによる上位のLinuxとの通信、USB によるその他の機器との通信等が求められてきます。このようなマイコンへの機能要求の増加に伴い、マイコンにリアルタイムOSを搭載することが必要なケースが増えています。

本ウェビナーでは、これまでリアルタイムOSを使用したことがない、OSレス開発者や汎用OS開発者向けに、そもそもリアルタイムOSはどのようなOSで、どのような機能があり、どのようなメリット/デメリットがあるかなど、リアルタイムOSを基礎の基礎からご説明します。 また、イーソルで提供しているリアルタイムOSのベースになっている、オープンソースの国産リアルタイムOSであるT-Kernel (トロンフォーラムで開発されたリアルタイムOS、μITRONを継承)の概要についてもご紹介します。

リアルタイムOSの導入をご検討されている方や、初めて実際にリアルタイムOSでの開発を行おうとしている方にお勧めのウェビナーです。

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