eSOL Technology Forum 2017 「IoT時代のソフトウェアプラットフォーム」【終了】
高度自動運転をはじめとするインテリジェント機器開発の潮流
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IoT、AI等の急速な技術進化にともない、システムがすべての運転タスクを実施する「高度自動運転システム(HAD: Highly Automated Driving)」の実現に向けた研究開発が世界的に加速しています。これまでにない社会インパクトが見込まれている自動運転技術は、IoT時代のテクノロジードライバとして、自動車以外の分野への展開と波及が考えられます。
本セミナーでは、この高度自動運転システムなどをはじめとする高度に知能化された車載電子システムをターゲットに仕様策定されたAUTOSAR Adaptive Platformについて、AUTOSAR Premium Partnerとして仕様策定に携わるイーソルが、その専門領域であるOSアーキテクチャを中心に解説します。また、進化するイーソルのソフトウェアプラットフォームの最新技術とソリューションを、デモを交えてご紹介します。
さらにゲスト講演として、自動運転技術の発展をリードする、産業界および学術界の代表の方にご登壇頂きます。
自動車分野に加え、IoT、AI等の最先端技術を利用したインテリジェント機器のソフトウェア開発動向を予見できる内容です。 IoT時代の発展を支える皆様のご来場をお待ちしております。
概要
日程 | 2017年10月3日(火) セミナー:13:30~17:25(13:00受付開始予定) 懇親会:17:40~19:10 |
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会場 | 東京コンファレンスセンター・品川 JR品川駅港南口(東口)より徒歩2分 |
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参加料 | 無料(事前登録制) | ||||||||||||||||||||
対象者 | ・インテリジェント機器開発に携わる方 ・高信頼性、高品質、高機能が求められる組込みシステム向けの最新のソフトウェアプラットフォームの動向に興味がある方 |
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内容 |
※都合によりプログラム内容が変更される場合があります。 |
AUTOSARが自動運転を始めとする高度に知能化する車の標準プラットフォーム仕様として、2017年3月に最初のリリースを行ったAUTOSAR Adaptive Platformの概要を説明する。2005年に最初 のRelease 1.0 が発表された従来のAUTOSAR Classic Platformでは、高度自動運転システム (HAD: Highly Automated Drving)に対応することが難しいとし、約3年程前から検討が行われ てきた。eSOLは2016年3月よりAUTOSAR Premium Partnerとして、OSを中心とし 全体アーキテクチャを含めた仕様策定に関わっている。本講演では、Adaptive Platformの仕様 策定背景をはじめ、その特徴とアーキテクチャ、そして核となるOSへの要求について解説を行う。
【講演者プロフィール】
権藤 正樹
イーソル株式会社 取締役CTO 兼 技術本部長
Multi-Core Association SHIM Working Group Chair
組込みマルチコアコンソーシアム副会長
1996年イーソル(株)入社。以来組込み OS 及びツール関連の開発に従事。PrKERNEL、eBinder、eT-Kernel、eT-Kernel Multi-Code Editionなどに取組む。近年はシングルコアからメニーコアまで対応したOSであるeMCOS、開発支援ツールeWeaverのR&D、Adaptive AUTOSAR仕様策定活動、マルチコア向けアーキテクチャ記述規格SHIM のWG活動、社内の技術インフラ、プロダクトマネージメントなどに関わっている。国内外のカンファレンスなどでの講演を行っている。米国Multicore Association SHIM Working Group Chair、組込みマルチコアコンソーシアム副会長、TRON Forum T-Kernel 2.0WG幹事、NEDO技術委員、早稲田大学アドバンスドマルチコアプロセッサ研究所招聘研究員、COOLChips TPC等。著書(共著)にはISBN:4320120256、ISBN:4885547547などの組込みソフト関連の書籍がある。
イーソルグループは、新世代のスケーラブルリアルタイムOS「eMCOS」ベースのプラットフォームに加え、開発プロセスを支援するツールとプロフェッショナルサービスを組み合わせ、IoT時代の高品質なソフト開発を包括的に支援する。本講演では、「ソフト並列化を含むマルチ・メニーコア開発支援」「CI/テスト自動化支援」「機能安全に適合した開発プロセス管理支援・アジャイル開発支援」「AUTOSARソリューション」の4つを切り口としたイーソルのソリューションを、デモを交えて解説する。
人間の操作を一切必要としない完全自動運転システムの実用化は規定路線である。特に市街地での完全自動運転の実現は大きな市場を切り開き、社会的価値も大きい。本講演では、市街地での完全自動運転用途に開発されたオープンソースソフトウェア「Autoware」の最新動向を紹介し、今後の実用化に向けて最も重要な課題である組込みプラットフォーム技術について述べる。
【講演者プロフィール】
加藤 真平 様
株式会社ティアフォー 取締役兼CTO
東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授
名古屋大学未来社会創造機構 客員准教授
2008年に慶応義塾大学 大学院 理工学研究科 後期博士課程を修了。カーネギーメロン大学とカリフォルニア大学の研究員を経て、2012年4月から2016年3月まで名古屋大学 大学院 情報科学研究科 准教授。2016年4月から現職。2015年12月に大学発ベンチャーとして株式会社ティアフォーを創業。名古屋大学での自動運転技術に関する研究開発成果を利活用し、完全自動運転システムの認知・判断・操作に必要な機能モジュールや、その情報処理に必要なプラットフォームを提供する。
【本セミナーは終了しました。】