プレスリリース

産業用オープンネットワーク 「CC-Link IE TSN」 に対応したソフトウェア開発キットの新バージョンを来春より提供開始

~ スマート工場の構築を支援するCC-Link IE TSNを、
eSOL CC-Link IE TSN SDKによって短期間で導入可能に~

報道関係者各位 
イーソル株式会社


イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、CC-Link協会が策定した産業用オープンネットワーク 「CC-Link IE TSN」に対応したSDK(ソフトウェア開発キット)である、「eSOL CC-Link IE TSN SDK」の新バージョンの提供を来春より開始することを発表します。
eSOL CC-Link IE TSN SDKは、CC-Link IE TSNの規格に対応した産業機器の開発期間の短縮を実現し、FA(生産現場)とITシステムが融合された、産業用ネットワークの構築を支援します。


今回イーソルは、CC-Link協会の最新の規格に対応した「eSOL CC-Link IE TSN SDK (Master)」、「eSOL CC-Link IE TSN Safety SDK」の新バージョンを提供します。これにより、通信の互換性の向上、接続製品の拡大、応答性能の高い安全システムの構築(IEC 61508 SIL3に適合)など、よりシームレスなオープンネットワークを実現することが可能になります。

CC-Linkは様々な産業用デバイスが相互に交信できるようにするため1996年に三菱電機株式会社によって開発され2000年にはオープンな産業用ネットワークとして仕様が市場に公開されました。このCC-Linkをグローバルで普及・推進する為に2000年にCC-Link協会が発足しました。現在では国内外で4000社を超える企業が加盟しており、イーソルも2021年9月よりCC-Link協会に加盟しています。

現在では、PLC、ロボット、インバータ・サーボ機器、センサ・エンコーダ機器、デジタルおよびアナログ入力モジュール、PC、表示器、ロードセル・指示計、ゲートウェイ機器、電磁弁などのCC-Linkファミリー対応機器が産業オートメーションの分野において世界中で使用されています。現在、CC-Linkファミリー認定製品数は2600機種以上となり、CC-Link IE TSN対応製品も増えています。

現在CC-Linkファミリーのネットワーク技術はシリアルベースのCC-Linkを始め、イーサネットベースのCC-Link IE Field、CC-Link IE Field Basic、CC-Link IE TSNまで拡充されています。CC-Link IE TSNは、CC-Link協会が2018年に策定した産業用オープンネットワークです。標準Ethernet規格を拡張したTSN(Time-Sensitive Networking)の技術を世界で初めて採用しており、生産現場とITの融合を実現します。効率的なプロトコルにより、従来のCC-Link IEが有する性能・機能をさらに強化しています。また、開発手法の多様化により様々なタイプの機器への実装を可能にする他、制御通信とIP 通信による情報通信の混在使用を可能にするなど、IoTを活用したスマート工場をより短期間で効率良く構築することを支援します。

イーソルは、eSOL CC-Link IE TSN SDKの提供により、今後も産業オートメーション分野のIoT化を支援すると共に業界の技術発展に貢献していきます。


【バーチャルセミナー開催決定】

イーソルは、2023年1月31日(火)に産業ネットワークをテーマとしたバーチャルセミナーを開催します。

『eSOL Virtual Seminar 2023 for Industrial Ethernet』
~産業ネットワークベンダが集結、次世代の製造現場を支える産業ネットワークソリューションと組込みプラットフォーム~

■ 開催概要:
産業ネットワークをテーマに、CC-Link協会をはじめとした主要な産業ネットワークベンダを講演にお招きし、CC-Link IE TSNやOPC UA、PROFINET、EtherNet/IP、EtherCATなど各ネットワークの最新動向をお伝えします。また、イーソルが提案する産業オートメーション分野に最適な組込みプラットフォーム等をご紹介します。
■ 開催日時:2023年1月31日(火)13:30~16:45
■ 開催形式:オンライン(ライブ配信)
■ 参加申込:無料(事前登録制)
■ 申込方法および詳細:https://www.esol.co.jp/seminar/seminar_228.html
■ 招待講演(予定):CC-Link協会、acontis technologies、アナザーウェア、シェルパ


■補足資料

イーソル株式会社について

イーソルは、革新的なコンピュータテクノロジーによって安全で優れたコネクテッド社会の実現に貢献することを目指す、組込みシステムとエッジコンピューティング分野のグローバルなリーディングカンパニーです。1975年に創業し、東京証券取引所プライム市場に上場しています。(証券コード:4420)イーソル独自のマルチカーネルテクノロジー(特許取得)によって開発されたeMCOS®リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を中心とした高性能でスケーラブルなソフトウェアプラットフォーム製品と優れたプロフェッショナルサービスは、厳格な品質、安全性、セキュリティ基準が求められる車載システムをはじめ、FA、人工衛星、医療機器およびデジタル家電を含むあらゆる組込みアプリケーションの分野において世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、Autoware*、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。

イーソル 会社情報

* Autowareは、自動運転のためにROS/ROS 2上に構築されたオープンソースソフトウェアです。
* イーソル、イーソル株式会社、eMCOSは、イーソル株式会社の日本及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載された会社名および製品名は、各社・各団体の登録商標または商標です。

CC-Link協会 ウェブサイト

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