イーソル、耐環境シリーズの新ラインアップ、フォークリフト端末ソリューション事業を開始
~ノイズ除去を施した電圧変換器により安定した電源供給を可能にし、市販のタブレットPCを活用した低コストなフォークリフト端末導入に貢献~
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、フォークリフト向けに、ノイズ対策を施した「専用電圧変換ボックス」および様々な車種に端末を取り付けできる「端末ホルダ(屋内用/屋外用)」を開発し、提供を開始したことを発表します。近年、フォークリフトにタブレットPCやハンディターミナルなどの端末を導入するニーズが高まっています。一方で、過酷な環境下で使用できる端末が限られる、ノイズにより端末が故障する、などの課題解決が求められています。イーソルの専用電圧変換ボックスおよび端末ホルダは、フォークリフトの車種や端末の機種に依存しません(※屋内用のみ)。イーソルは、これらの機器と端末向けのアプリケーションの受託開発とを組み合わせて提供することにより、フォークリフト端末導入のハードルの低減に貢献します。
フォークリフトを使用する現場では、作業の正確性や業務効率の向上などの観点から、タブレットPCやハンディターミナルなどの端末導入のニーズが急速に加速しています。一方で、導入には以下のような課題があります。
▽屋外環境やフォークリフトの振動など、過酷な環境下で利用できる端末が限られる。
▽電源配線に生じるノイズが端末に重大な影響を及ぼす。
▽業務内容により複数異種のフォークリフトを使用するため、取り付け可能な端末や取り付け方法が車種ごとに異なる。
▽フォークリフト専用の端末は高価なため、導入のハードルが高い。
専用電圧変換ボックスは、フォークリフト上の電源配線のノイズ対策を施しているため、端末への電源供給を安定して行えます。DC12V~72Vまでのフォークリフト搭載バッテリに対応し、端末に合わせた電圧変換が可能です。端末ホルダは屋内用と屋外用の2タイプがあります。いずれもフォークリフトの激しい振動を吸収する構造で、車種に関わらず取り付けできます。屋内用タイプは様々なタブレット端末に対応可能なため、現場のニーズに応じて選択できます。屋外用タイプはIP64準拠の防水性能を実現しています。これらの特長・機能をもつ専用電圧変換ボックスと端末ホルダを、頑丈タブレットコンピュータ「TOUGHPAD」や「eSOL Geminusシリーズ」などの端末と組み合わせて提供することで、現場における課題を解決し、低コストでの端末導入を強力に支援します。これらの機器に加えて、物流・流通現場向けのアプリケーション開発で培った知見やノウハウをもとに、ユーザの業務に即したアプリケーションの受託開発も可能です。
イーソル株式会社 取締役 ロジスティクスエンジニアリング事業部長 山田 光信 のコメント
「イーソルの自社製ハンディターミナルをはじめとする耐環境性能に優れた製品や、現場の業務に即した在庫管理システムは、多種多様な物流・流通現場で多数採用されています。今回提供を開始した専用電圧変換ボックスおよび端末ホルダと、実績豊富な製品・サービスとを組み合わせることで、物流・流通現場のさらなる業務効率化に貢献してまいります。」
■補足資料
イーソル株式会社について
イーソル株式会社は「Inside Solution」をブランドスローガンに、1975年の創業以来、組込みソフトウェア業界、および流通・物流業界で実績を重ねて参りました。ユビキタス社会を内側から支える技術者集団として、お客様の満足を第一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、そしてトータルソリューションを提供しております。弊社は創業直後より30年以上にわたって、高信頼かつ高性能の組込みOS・開発環境・各種ミドルウェアを自社開発、販売し、デジタルカメラなどの情報家電製品から車載情報機器や人工衛星システムにいたるまで、数多くの組込みシステムに採用いただいています。日本市場のみならず、北米、ヨーロッパ、アジア市場向けに製品・サービスの販売活動を広げています。さらに、顧客様のシステムに特化した組込みアプリケーション開発やコンサルテーションも創業時より行っており、これら様々な規模のシステム開発実績による技術とノウハウの蓄積を背景としたサービスは、多くの顧客企業様より高いご信頼をいただいております。また、組込み技術の応用市場としての流通・物流業界においても、指定伝票発行用車載プリンタ、耐環境ハンディターミナル、冷凍庫ハンディターミナルなどの製品企画および販売を行い、高い評価をいただいております。
イーソル会社情報へ
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