2002年6月25日
報道関係者各位
日本工営株式会社
日本工営パワー・システムズ株式会社
キャッツ株式会社
イーソル株式会社

電力制御装置の日本工営グループ、CASEツール(ZIPC)のキャッツ、RTOSシステム開発環境(eBinder)のイ-ソルが共同でマルチコントロールユニット『DVC fai (Φ)』を開発


 

日本工営株式会社(和田勝義社長、東京都千代田区)は、日本工営パワー・システムズ株式会社(有馬俊明社長、横浜市港北区)、制御系CASEツール開発ベンダのキャッツ株式会社(上島康男社長、横浜市港北区)、組込みソフトウェア製品開発ベンダのイーソル株式会社(澤田勉社長、東京都杉並区)と共同で、各種産業用制御装置を短納期で製造可能とする構築環境と一体となったマルチコントロールユニット「DVC fai (Φ)」(http://www.nk-ps.co.jp/dvc/)を開発し、本年12月より販売開始します。

急速に省力化が進んだ電力エンジニアリングやFA分野では、パソコン(PC)やPLC(Programmable Logic Controller)などの機器をネットワークにつなぎ、遠隔地の環境や状況を監視するニーズが増加しています。ネットワーク対応の機種が増え、ハードウェアに依存したPC用プログラムが複雑になり、プログラム作成における技術者の負担が大きく、制御用プログラムの開発期間短縮やメンテナンスの障害となっています。

「DVC fai (Φ)」は、PCやPLCなどのハードウエアに機種依存することなく、ネットワークを介して自由に信頼性の高い監視制御システムを構築できるマルチコントロールユニットです。ユーザーは、複雑なプログラミング作業なしに、仕様記述(ZIPC)のみで監視制御システムを構築することができます。機能ユニットは、すべて自律的に分散協調し、ネットワークを介してプラグ・アンド・プレイでシステムを構築できるほか、ウエブやEメールによる遠隔監視も可能です。また、ミッション・クリティカルな環境向けに、システム全ダウン防止や無停止でのメンテンスを実現するため、多重冗長化機構(特許出願)も備えています。

本製品は、制御系システム開発支援(CASE)ツールとしてキャッツ社の「ZIPC」を、搭載プログラムの検証ツールとしてイーソル社のリアルタイムOSシステム開発環境である「eBinder」とソフトウェア部品シリーズ「eParts」を、それぞれ採用しています。これによりC言語ソース・プログラムとして制御仕様の自動生成が可能となり、また、プログラムのコンパイル・リンクおよびオブジェクトプログラムのデバッグからテストまでの開発フェーズを強力にサポートすることになります。

「DVC fai (Φ)」は、主に電力設備や土木設備の監視制御、地域防災(河川・地すべり・落石等)監視、工場生産ラインやロボット制御などのFAシステム、遠隔医療、セキュリティシステム、ホームオートメーション、ITSシステムなどの市場に向けて、年間2,000セットの販売を目標としています。本製品は、コンパクトPCI基板やPLCと同等の価格帯を予定しております。

なお、6月26日から東京ビッグサイトで開催される『第5回組込みシステム開発技術展(ESEC)』のキャッツ・ブース(小間No.20-18)にて、プロトタイプ版を出展する予定です。

以 上