マルチコア向け並列コードの自動生成
eMBP®を使用すると、MathWorks社のSimulinkで設計されたモデルやCソースコードを用いて、マルチ・メニーコアシステム用の並列コードを生成できます。eMBPは、最新のプロセッサ技術に最適化されており、優れたパフォーマンスと電力効率を提供します。
このモデルベース開発(MBD)手法は、設計品質と最終的なシステムの信頼性を最大限高めます。特に、ハイパフォーマンスでリアルタイムなアプリ
ケーションづくりの際に真価を発揮します。
自由なハードウェア選びが可能に
eMBPは、オープンスタンダードをベースにしており、ベンダーロックがないため、最適なマルチ・メニーコアプロセッサを自由に選択できます。アプリ
ケーションの解析後、選択したプロセッサのアーキテクチャやパフォーマンスデータに基づいてパフォーマンスを見積もります。
パフォーマンスの見積もりには、最新のIEEE規格2804-2019としてまとめられたSHIM規格を用います。
マルチコアプログラミングの変革
eMBPは、他のモデルベースの並列化ツールと比較して優れた効率性を実現します。eMBPは、Cソースコードより高いレベルの抽象度でSimulinkブロック図を用いることで、制御アルゴリズムの並列化を、設計者の意図通りに実現しやすくします。eMBPの機能には、クリティカルパス解析、ブロック構造抽出、ブロックのグループ化とコアへのマッピングが含まれます。直感的な表示ツールにより、グループ化されたブロックを可視化して、出力を制御できます。
並列化の導入を支援
Simulinkは、自動車業界において、エンジン、ステアリング、ブレーキ制御といったリアルタイム制御システムの設計で用いられています。
シングルコアからマルチコアへ移行する際、eMBPはSimulinkの機能ブロックを個々のコアに静的に割り当て、並列コードを生成できます。
ルネサス社製のRH850マルチコアプロセッサをベースとしたeMBPリファレンスアプリケーションにより、プロセッサインザループシミュレーション(PILS)に基づく性能見積もりが可能です。既にマルチコアRH850シリーズのうち、C1、F、P1、E2をサポートしています。
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